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ニューカー速報プラス第27弾 新型TOYOTAプリウスに掲載されている「プリウス MODELLISTA 開発者対談」を特別に大公開!! ニューカー速報プラス第27弾
新型TOYOTAプリウスに掲載されている「プリウス MODELLISTA 開発者対談」を特別に大公開!!

(12月10日発売 株式会社交通タイムス社 出版) (12月10日発売 株式会社交通タイムス社 出版)

モデリスタの カスタマイズパーツで 個性派プリウスを作ろう。 モデリスタの
カスタマイズパーツで
個性派プリウスを作ろう。

メーカー純正部品同等の高いクオリティを持ち、新車購入時に装着できる「モデリスタ」のオプションパーツ。
新型プリウス用もラインナップが完成し、デビューと同時に全国のトヨタ販売店で発売を開始した。

試行錯誤を繰り返し、プリウスにマッチするスタイリングを完成させた。

カスタマイズの多様性に2つのコンセプトで応える カスタマイズの多様性に2つのコンセプトで応える

モデリスタは、トヨタ直系のカスタマイズブランド。モデリスタのパーツは新車装着率が高いことでも知られており、先代のプリウスでもかなり人気は高かった。
そのモデリスタの新型プリウス用パーツとしてまず注目すべきはスタイリングの異なる2種類のエアロキットだ。2種類を同時リリースする狙いは、ポピュラーな存在となったプリウスに対し、多様化するカスタマイズの方向性をマーケティングした結果、モデリスタに求められる要素はさらなる先進感と、ワンランク上の上質感であるということが理由のようだ。そこで、アグレッシブで未来感のある「アイコニック」と、スマートでエレガントなイメージの「アップグレード」という2タイプのエアロパーツを開発した。
プリウス用モデリスタパーツのチーフデザイナー・森さんは「アイコニックのコンセプトは『サイバー アドバンテック スタイル』です。L字型モチーフのメッキパーツにLEDを組み合わせたフロントスポイラーや、斬新な縦基調デザインのガーニッシュなどで新しいカタチを表現しました。対するアップグレードは、『ブリリアント ドレッシー スタイル』がコンセプトでプレミアムテイストを表現しています。メッキパーツは水平基調のオーソドックスなデザインで、さりげなく高級感を演出します」と語り、一方、商品企画チーフの村田さんは「デザイナーのこだわりに負けないくらい、情熱をもって細部の仕上がりや質感にこだわりました」と語る。
どちらのエアロパーツもスポーティさとエレガンスを兼ね備えているが、ボディカラーとの組み合わせによってもイメージは変わる。モデリスタではWEBサイトに全設定色での装着イメージを掲載しているので、エアロの購入を考えている方は、まずは覗いておくといいだろう。

  • LEDデイライトのレンズもデザインしました。モデリスタファンに贈る自信作です。

    森 大樹さん
    デザイン部
    デザイングループ
  • 2バージョンのエアロはどちらもオススメ。どちらの世界観もプリウスにマッチします。

    村田 啓一さん
    商品部
    企画グループ
  • どのパーツもカスタマイズを楽しむ人に向けて作りました。納車までに大いに悩んでください。

    小林 大佑さん
    販売企画部
    企画グループ

そして、エアロパーツと並んで、新車装着時に人気があるのがアルミホイールだ。今回は、3種類のオリジナルホイールを用意したが、とくに注目したいのが、18インチの「ウイングダンサーⅦ」だ。立体感のあるエアロ形状のフェイスディスクによるダイナミックなデザインだ。
「ガンメタと切削面のコントラストと、エアロフィンを配したスポーク、そして大型のセンターキャップが特徴です。外光を受けると、回転中のフィンがキラキラ光るのも隠れたアピールポイントです」(森さん)

エクステリアパーツとしては「LEDトップノットアンテナ」にも注目したい。アンテナ自体もボリューム感のある流線形デザインでスタイリッシュだが、その上、ポジションランプに連動し、ブルーに輝くLEDが点灯する。また、LEDでは、インテリアのルームランプ、ドリンクホルダー、シフトパネルに装着されるランプ類もドレスアップ要素が高い。またモデリスタでは、ほかにもエクステリア、インテリアのドレスアップパーツを豊富にラインナップ。各アイテムを装着した試乗車を用意しているディーラーもあるので、まずは自分の目でチェックしてみよう。

ここからは、ニューカー速報プラス紙面では紹介しきれなかった内容を特別に公開しよう。 ここからは、ニューカー速報プラス紙面では紹介しきれなかった内容を特別に公開しよう。

モデリスタのものづくりへの拘りと開発の背景 モデリスタのものづくりへの拘りと開発の背景

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『サイバーアドバンテックスタイル』というコンセプトの元、デザインしたアイコニックスタイルについて、フロントスポイラーのメッキ加飾に内蔵されている高輝度LEDユニット。これについてデザイナーの森は「先進感を出すためには高輝度のLEDはマストアイテムと考えていました。特に今回のLEDユニットについては、形状や明るさのチューニングだけでなくレンズカットまでデザインした拘りの一品です」と語る。
商品企画の村田は「低い位置にレイアウトされる大型のLEDユニットですので、水密性には徹底的に拘りました。何度もトライ&エラーを繰り返し、納得の品質に仕上げることができました」と自信を表した。

また、アイコニックスタイルについて森は「カタログではなかなか伝わりづらいのですが、リヤスカートのブラックアウト部分にフィン形状の造形を付加することでスポーティテイストも演出したデザインとしているのもぜひ見ていただきたいポイントです。ブラックアウト下部のディフューザー状のボディ同色部の造形にも拘っているんです。実はメッキパーツと連続感を持たせたデザインとして洗練された造形美を狙っているんです。なかなか気づかれないポイントなのですが、、、」とマニアックな一面を垣間見せる。

『ブリリアントドレッシースタイル』がコンセプトのアップグレードスタイルについて森は「モデリスタスタイルの王道を行くスタイリングにしたいと、デザインしました。モデリスタエアロパーツの付加価値として、スタイリッシュなデザインはもちろんですが、煌びやかなイメージのメッキ加飾が入ることによるプレミアム感が、モデリスタがお客様に選ばれている理由のひとつと認識しており、フロントスポイラーには大型メッキ加飾が映えるデザインにするよう心がけました」と語る。
一方、村田は「今回はエアロキットの塗装済設定色を4色設定していますが、どの設定色を選ばれてもメッキ加飾が引き立つよう、メッキ周囲をブラックアウトしています。ボディカラーとブラックアウトに塗り分けていますので、塗装工程も1色塗装のほぼ倍の時間がかかることになります。いい商品となるように、生産現場に何度も足を運び、こちらの意思をしっかり伝え、手間がかかり敬遠されかねない部分の理解促進には、苦心しました。目立たない部分ではありますが、このブラックアウト部分について少しでも価値を感じていただけると嬉しいです」と語る。なお、ブラックアウトについてはサイドスカート、リヤスカートでも同様の処理をしておりプリウスエアロキットには欠かせないディテールとなっている。

メッキのアクセントとして、ワンポイントでの装着からエアロキットと同時装着することでトータルコーディネイトまでドレスアップの幅を広げるのが、豊富にラインアップされたメッキガーニッシュアイテム群だ。新型プリウスではモデリスタとして初めてエアロキット別にそれぞれ3種類のガーニッシュを設定。「アイコニックガーニッシュはとにかくチャレンジングで先進性を感じるデザインにしようと。特にヘッドランプとリヤコンビランプのサイドに装着するメッキガーニッシュはモデリスタとしても今まで設定したことない部位です」(森)、「実はこれ、最初の着想はデザイナーではなくて、商品企画担当のジャストアイデアがベースとなっているんですよ。私が考えたアイデアをデザイナーの力を借りて商品化したアイテムなので、とても思い入れのあるガーニッシュです」(村田)。

一方、アップグレードガーニッシュについては、「様々なプレミアム車種に設定のある部位とメッキの使い方を参考にしながら、普遍的なメッキの輝きを感じていただけるアイテムに仕上げました」と二人は言う。さらに「今回から新型プリウスはドアハンドルが一体物となりました。そのドアハンドルにメッキの輝きを与える「ドアハンドルガーニッシュ」はお手頃価格のマストバイアイテムでしょう。」と自信をもってお奨めする。メッキガーニッシュはともすれば、エアロキットの陰に隠れてしまうアイテムであるが、そこにもデザイナーと商品企画者の想いがしっかり入っている。

外装ドレスアップパーツの中で最後に紹介する「LEDトップノットアンテナ」は、フィンタイプのアンテナをさらにカスタマイズし、新たなカスタマイズ領域を切り開くモデリスタの意欲作だ。「覚えていらっしゃる方も多いとは思いますが、15年の東京オートサロンに発表したプリウスαのサイバークロスコンセプトにモデリスタのトップノットアンテナをベースにした光るアンテナを提案させていただきました。アンテナが光るという私たちの提案に対し、想像以上の反響をいただきその後、商品化への落とし込みをスタートさせ、1年がかりで商品化することができました。好評をいただいていたトップノットアンテナのウェッジシェイプを引き継ぎながら、LEDユニットを内蔵してもシャープに見えるデザインがポイントです」(森)

「好評をいただいていたトップノットアンテナですが、ポールタイプのアンテナからフィンアンテナに変えるとどうしてもラジオやFM‐VICSの感度が多少落ちてしまいました。そこで、LEDトップノットアンテナではアンテナ本来の機能を損なわないよう基本性能を徹底的に見直し、さらにLEDユニットを一体化させた構造と先進的なデザインを融合した商品としました。受信感度もベース車同等となっているとともに、さらに「光の演出」という付加価値をプラスさせたところが商品開発で拘った点です。」(村田)
デザイナーと開発陣の想いが凝縮された新たな領域のカスタマイズ商品を是非お試しいただきたい。

内装ドレスアップパーツも多数設定している。まずは、LEDを用いた商品をラインアップしているのが一つの特徴だ。「ハイブリッドカーは、ブルーやホワイトの先進的な輝きとの相性がバツグンにいいんです。そのため、旧型のプリウスでも好評をいただいていたブルーライティングキットは形状をさらにスタイリッシュなデザインとし継続設定、その他にLEDルームランプをバルブタイプのものではなくさらに明るく面全体が発光する面発光タイプの商品とし、モデリスタとして新型プリウスに初めて設定しました」(村田)

その他、日ごろ目にするインテリアだからこそ、質感や触感に拘った好みの意匠にしたいという声にもしっかりと応えている。「インテリアパネルセットはモデリスタのロゴを金属調のモノグラムパターンにアレンジしたメタルモノグラムのほか、クールグレイの内装とベストマッチする黒木目柄、インテリアパネルの定番でもある茶木目柄を設定し、さらにメッキ調のアクセントを入れ車内を上質に演出しています。またモデリスタとして初めて設定したシフトノブ&パネルセットにもぜひ注目していただきたいと思います。触感にこだわったホワイトの本革、質感にこだわったメッキ×ピアノブラック加飾のシフトノブとシフトパターンを刻印したピアノブラック×メッキ調のパネルをセットで装着することでインテリアの雰囲気がガラリと変わります。パネルの中央部からベース車のホワイト部分をチラリと覗かせる演出もチェックしていただきたいですね」(森)

トヨタのハイブリッドカーの象徴でもあるプリウスは、新型において燃費性能だけでなくそのスタイリングも大きく進化させ、先進的で都会的なシンボリックなハイブリッドカーイメージを作り上げた。モデリスタの新型プリウスカスタマイズパーツは、従来設定していたアイテムのリファインに留まらず、商品企画の過程を見直し、社内コミュニケーションを活発化させ新たなコンセプト、新たなアプローチ手法を用いた商品を多数ラインアップした。
「新型プリウスのカスタマイズパーツは、プリウスをドレスアップするアイテムとしてだけではなく、カスタマイズの新たなスタンダードを作る重要なマイルストーンと認識しています。新商品のマーケティングをしっかりと実施し、カスタマイズにモデリスタならではの一歩進んだ新たな息吹を吹き込みます。これからもモデリスタに期待してください」(村田)

ハイブリッドカーカスタマイズは、心に響く領域へ。
モデリスタの進化は止まらない。

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